原始反射とは
原始反射とは、発達途上の赤ちゃんが生きていくための反射運動です。
例えば、赤ちゃんが授乳するときにとる行動です。
赤ちゃんの口の周りに哺乳瓶で触れると、反射的に哺乳瓶の先をくわえ、乳を飲みます。
この行動は、頭で考えなくても自動的に反射的に行うもので、原始反射には9つの反射が存在するようです。
そして、赤ちゃんが成長するにつれて、必要なくなった原始反射が次々と卒業(統合)するわけです。
しかし、この原始反射から卒業できていない状態を「原始反射の残存」と言います。
そうすると、赤ちゃん時代には必要とした原始反射が残ることで、脳が混乱し、生きづらい生活となります。
また、原始反射の残存は、発達障害と精神疾患に深く係わっていることも確認できています。
人間には3つの脳があります
人間には3つの脳が存在し、お互いがバランスを取りながら生活しています。
爬虫類脳(反射脳):脳幹
この脳が原始反射を司っています。
生命を維持するための脳です。
生きるか死ぬか、逃げるか戦うかの判断もします。
哺乳類脳(情動):大脳辺縁系
喜びや悲しみ、恐怖などの情動(感情)をコントロールしている脳です。
群れで行動したり、仲間意識にも関係しています。
人間脳(理性脳):大脳新皮質
論理的、理性的で未来を創造する脳です。
言語、記憶、知能、創造、空間把握などを司っています。
人間として次元上昇したり、成長するための脳。
原始反射の残存が本来の3つの脳のバランスを崩します
原始反射が残存すると、原始脳の割合が大きくなります。
そうすると、本来の原始脳、哺乳類脳、人間脳のバランスが崩れてしまいます。
その結果、仲間意識が薄くなって孤立したり、コミュニケーションがとれずに人間関係が構築できにくくなり、生きづらい生活を送ることとなるわけです。
3つの脳のバランス
私の感覚ではありますが、3つの脳のバランスは以下のように感じました。
原始反射の残存がない場合 人間脳が60%占有
・原始脳 :20%(占有率)
・哺乳類脳 :20%(占有率)
・人間脳 :60%(占有率)
「人間脳」の占有率が大きい。
原始反射が残存している場合 原始脳が70%を占有
・原始脳 :70%(占有率)
・哺乳類脳 :15%(占有率)
・人間脳 :15%(占有率)
安全に生きていく「原始脳」の占有率が大きく、コミュニケーション、空間把握などが苦手かも知れません。
何故、原始反射が残存するのでしょうか
そもそも、厄介な原始反射は何故、残存しているのでしょうか?
残存の原因は諸説あるようですが、遠隔整体mindbodyでは、先祖や親からの影響と考えています。
これは、施術を通して分かったことです。
程度の違いはありますが、原始反射が残存している方の先祖や親にも同じ原始反射が残存していることが分かっています。
要するに、先祖から子孫に脈々と受け継がれているわけです。
稀に、先祖からの影響を遮断し、子孫に伝わらないようにされている素晴らしい方もいらっしゃいます。
原始反射の統合の方法とは
原始反射の残存は、先祖や両親から受け継がれたものです。
よって、以下の要領にて原始反射を統合しています。
・影響を与えている方を特定する。
・特定した方との関係を遮断する。
・残存している原始反射を浄化する。
最後に 原始反射・精神疾患・発達障害の関係
最後になりますが、原始反射は精神疾患と発達障害に大きくかかわっています。
・恐怖麻痺反射 :睡眠障害、依存症、アスペルガー
・モロー反射 :癲癇、自閉症
・吸綴反射 :人格障害、トゥレット症候群(チック症)
・パーマー反射 :強迫性障害、LD読字
・足底反射 :対人恐怖症、癇癪、ADHD多動性
・脊髄ガラント :統合失調症、認知症、LD書字
・緊張性迷路反射 :適合障害、解離性障害、小児期崩壊
・非対称性緊張性頸反射:摂食障害、うつ病、LD算数
・対称性緊張性頸反射 :PTSD、不安障害、ADHD注意欠如
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